フォーレ:レクイエム
作曲 : フォーレ
指揮 : コルボ(ミシェル)
指揮 : コルボ(アンドレ)
ワーナーミュージック・ジャパン
CD
売り上げランキング クラシックカテゴリ中 1225位
オススメ度:
Music (2000-06-21)
定価¥ 1,050(税込)
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レクイエムは魂を鎮める曲であり、泣き叫んだり強く訴えかける曲ではない。だから合唱も独唱も、オーケストラも、そしてオルガンも声高になることはほとんどなく、ささやくような音を中心に組み立てられている。
ところで、ささやき声、つまりウィスパー・ヴォイスというのはミステリアスな雰囲気を漂わせるものだ。そして場合によってはコケットなところもある。もちろんレクイエムにコケットという言葉は合わないし、不謹慎でもあるだろうけども、この曲で全編にわたって重要な役割を果たしているボーイ・ソプラノの甘く軽いささやきが、くすぐったいような感覚をもたらすことは否定できない。死という重い題材を扱いながら、むしろ明るさを感じさせるのは、このボーイ・ソプラノのウィスパー・ヴォイスに大きな要因があるのだ。
フォーレは、クネクネとした教会旋法的なメロディーの動きを巧みにあやつり、そこに近代的な響きをまぶしていく。深刻ぶった表情はほとんど見せず、洒落っ気さえ感じさせる。第5曲「アニュス・デイ」のイントロ部分は恋愛映画のサントラに使えそうだし、第7曲「イン・パラディズム」でのオルガンにいたっては、ラウンジ・ミュージックのファンを喜ばせそうだ。レクイエムは本来つらく悲しい気持ちを癒すためのものだが、楽しい気分のときも、このCDを取り出して聴いてみて悪いことはひとつもない。(松本泰樹)
DISC 1
01. レクイエム
カスタマーレビュー
涙が出た
フォーレのレクイエムを初めて聴いたとき、この世にこんなに壮麗で優しくて
美しい鎮魂歌があるんだと、心から感動し、涙が出ました。
荘厳ですべてを赦す何かに包まれるような感覚がたまりません。
数あるレクイエムの中でも一番好きなレクイエムです。
自分のお葬式のときにかけて欲しい一曲。
清楚で、ピュアな魅力にあふれた演奏です
ゆったりとしたテンポで進んでいく、ピュアな清らかさにあふれた演奏ですね。殊に、ボーイ・ソプラノのコーラスになるのでしょうか、聖歌隊の合唱と、バリトンのフッテンロッハーのやわらかな声に惹かれました。
この曲の演奏、わたしは長く、クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のレコードで親しんできました。オケの響き、特に金管楽器の響きのやわらかさという点では、こちらスイスのベルン交響楽団はパリ音楽院管のそれと、かなり似ている印象を受けました。
逆に、違っているなあと感じたのは、クリュイタンス盤は大柄で、ドラマティックな趣が強かったのに比べて、こちらコルボ盤は、宗教的な透明感とリリカルなやわらかさにあふれていたところ、そこが魅力的でしたね。
なかでも、バリトンのソロが活躍する第2曲「オッフェルトリウム」と第6曲「リベラ・メ」、花の冠がくるくると回る夢のような美しさに満ちた終曲「イン・パラディズム」の演奏が格別、素敵だったな。
1972年5月、スイスの首都ベルン、カジノ・ド・ベルンでの録音。
カヴァーの絵は、ジョージ・フレデリック・ワッツの「Hope(Sunset)」。
ため息をつきたくなる美しさ
ぞんざいに扱ったらすぐに破れてしまいそうな演奏。これを言葉で表現しようとすれば、「純粋な美しさ」などなど、いくつか候補は挙げられようが、そんなことをすればたちまち壊してしまいそうな、言葉の持つわずかな不純物をも浮き彫りにしてしまうような、そんな魅力を持っている。
限りなく現実の裏側へ続く音楽
全ての人たちに慈悲と愛をもって包み込み癒し続ける、美しい調べ。
日常を遠く離れ、遥か彼方の荘厳な世界を見せてくれます。
比類ない透明な音色を感じます
レクイエムといえば、ヴェルディとモーツァルトは死者の最後の審判への恐怖を、ブラームスは遺された人々を慰め、そしてフォーレは死者を慰め、天国へ導くような曲です。フォーレのレクイエムといえば、超名盤としてクリュイタンス盤とこのコルボ盤があります。クリュイタンス盤はまったりしすぎだと思う方にはこのコルボ盤がぜひおすすめ。本当に透明で、純粋な音色です。また、ボーイ・ソプラノを起用していて、その声がこの曲のもつ天国的なうつくしさをさらに盛り上げています。
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